どくしょにっき。

読んだ本の感想を書いていきます。本のチョイスはテキトーです。

PRIDELESS受け入れるが正解

こんにちは、霜月です。

オリラジ・藤森慎吾さんの書かれた「PRIDELESS受け入れるが正解」を読んだので、過度なネタバレを避けつつ感想を書いていこうと思います!

 

 

あらすじ

以下、Amazonからの引用です。

こだわらない 逆らわない 競わない 諦めない

なぜオリラジ藤森はみんなに愛されるのか?
初めて明かす、過去、現在、未来
成功を呼ぶ「気くばり思考」のすすめ!


大ブレイク後に訪れた悪夢。
そこからの再起。
「チャラ男」がたどり着いた現在地とは?


読もうと思ったキッカケ

理由は忘れたのですが、何かのおすすめに表示されて何気なく購入。そしたらとてもいい本でした(笑)


感想

めちゃくちゃ面白かったです。あっちゃんと自分をよく分析しているなあと。何より、藤森君は人を蔑んだ発言をするのが大の苦手のため、芸人がよくやる「女性の容姿いじり」や「過度な暴言・暴力」で笑いをとることは出来ないという人間性が、シンプルに素敵だと思いました。「あっちゃんカッコいい〜!!」も「君カワウィ〜ね〜!!」も、相手を褒めて持ち上げるネタなので、自分にとってはやりやすかったとのこと。いや〜、いい話です。

 

第1章:過剰なダメ出し

本章では主にあっちゃんとの出会いとお笑いの世界に入るまでについてまとめられていました。お笑いをやろう!とあっちゃんを誘っても、暫くは「友達でいられなくなる」と断れていたようです。それでも根気よく誘ってOK貰って、そこからデビューに向けた特訓の日々。あっちゃんはこの時から一貫してストイックで真面目だったようです。ダメ出しばかりされて辛い思いをしたそうですが、それでも「この人なら大丈夫」と踏んで付いていくと決めたとのこと。

 

信じられる人を自分でしっかり選んだのなら、あとは相手の姿を見失わないようにしっかりついていく。そんな生き方があったっていいじゃないか。

だれもが先頭を歩こうとする必要なんてないのだ。

後に出て来ますが、このマインドが「プライドレス」なのだそうです。

 

第2章:ペラッペラの「チャラ男」

デビューしてからは本当に過酷な日々の繰り返しだったとのこと。経験が浅いせいか収録でも思うように発言できなかったり、あっちゃんとの仲も悪くなったり、「ダウンタウン」という正解との差に苦しんだり。

ただ、そんな状態の中でも藤森君はタモリさんとのやり取りを通して「チャラ男」というキャラを定着させていきます。そしてチャラ男ブーム到来。藤森君としては、普段の自分を誇張しただけのキャラなので、取り繕っていないやりやすいネタ(キャラ?)だったようです。

ひとの弱点を突っついていくよりも、相手が評価されたがっている部分をちゃんとピックアップして、褒めたりおもしろがったりすればいい。

この考えとても素敵だと思います。私も人を貶すお笑いはあまり得意ではないので、オリラジのような明るいネタはとても好きです(あとロザンとか博多華丸・大吉とかw)。

 

お笑いというジャンルはすごいポテンシャルを秘めてると思うけど、僕はその中でも特に「世界を肯定するお笑い」が好きだし、そういうものをこそやっていきたい。

素敵...!!!!

 

第3章:超プラス思考のすすめ

本章では藤森君の学生時代の取り組みなどがまとめられていました。部活をコロコロ変えたり、クラスのいけてる人に近づいたり。お笑いの道に行くと決めて、当時付き合っていた彼女と別れ話をしたエピソードはなんだかリアルな感じがしてお気に入りです(笑)

また、別のエピソードで「その発想はなかった!」と思ったのは「怒られたり貶されたりしたことは一切メモしない。代わりに、褒められたことでメモを満たす。」なるほどなあと思いました。

 

第4章:人間関係の攻略法

あたり前のことではあるのですが、ひとの悩みの大半は人間関係だということを理解するようになった話が本章で書かれています。その上で藤森君は「自分は戦闘的なことが苦手だし決定的に欠けている。穏やかに暮らしたい」と言っています。本当に共感...。感情のコントロールをすることは大事なのだけど、ちゃんと苦手な人とは距離を置くこと。自分らしくいること。

ここでまた「プライドレス」な話が出てきました。YouTubeやオンラインサロンは全部あっちゃんの真似をしているだけ、だけどプライドがあると真似なんか出来ない、だから自分はプライドレスでいい。あっちゃんと比べて自分にはこだわりもプライドもないけど、けどそれでいい。この考え素敵ですね。

 

第5章:まあ、なんとかなるさ

藤森君が自分らしくいられるのは家族がいるからとのこと。帰る場所があるから安心して生きて行けるそうです。文中からも感じましたが、ご両親がとても優しい素敵な方なんだろうなと。ひとの悪口を言ってはいけない、誰かが言っていたとしても同調しない、ひとの仕事を給与の額で見下してはいけない、そう育てられたとのこと。藤森君が他人を傷つけることが嫌いなのはご両親の影響だったんですね。

 

 

ふらっと気まぐれで手に取った本でしたが、とても気に入った本でした。是非読んでみてください♫