どくしょにっき。

読んだ本の感想を書いていきます。本のチョイスはテキトーです。

人は話し方が9割

こんにちは、霜月です。

永松茂久さんの書かれたベストセラー「人は話し方が9割」を読んだので、過度なネタバレを避けつつ感想を書いていこうと思います!

 

 

 

あらすじ

以下、Amazonからの引用です。

「もう会話で悩まない!疲れない!オロオロしない!」――もっと話し方がうまければ、人生うまくいくのに……。「話すこと」にまつわる悩みを挙げるとキリがありません。本書でお伝えするのは、コミュニケーションの基本である会話がうまくいくようになる、ちょっとした、でも多くの人が気づいていないエッセンス。過去に会話で失敗したトラウマもあっさり消え去ってしまうほど、人と話すことがラクになり、人間関係も、人生も、全部がよりよい方向に動き出します!

 

読もうと思ったキッカケ

有名な本なのにまだ読んでないなあと思い、ふと手に取りました。


感想

本書はベストセラーということもあり、正直ハードルが上がりすぎてしまった感がありました。内容についても特に驚くようなことは書かれていないのですが、誰もが理解できる大事なことが書かれているため、改めて勉強になったなあと思っています。「話し方は心のあり方」というのが本書のメッセージです!

 

第1章:人は「話し方」で9割決まる

本書は非常にキャッチーなタイトルなのですが、実は話し方はテクニックではなく「マインドセット」と「環境作り」が重要なのだとか。殆どの人は話すのが苦手なのではなく、話せるメンタルの状態ではないだけなのだそうです。第1章ではそんな話が主に綴られています。特に「聞き方」にフォーカスしています。

スティーブ・ジョブズのエピソードでこんな話が紹介されていました。

美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当は何を望んでいるのか見極めることが重要なんだ。

何となく「そりゃそうだ」と思ってしまう話ではあるのですが、このように「感覚的には理解していても、実践となるとなかなか出来ないこと」がまとめられています。特に私がなるほどなと思ったのは拡張話法です。感嘆・反復・共感・称賛・質問の5つが重要なのだそうです。

他にも、相手を否定しない、笑顔で頷く、など。

 

第2章:「また会いたい」と思われる人の話し方

第2章ではコミュニケーションをとっている中で使える小ネタがまとめられています。

苦手な人に自分から話しかけるのは避ける、褒める時には「やっぱり」を使う、正しい話ではなく相手が求める話をする、なるべく相手の名前を言う、自己紹介では経歴ではなく「思い」を話す、などなど。

 

第3章:人に嫌われない話し方

人に好かれるよりも嫌われないことの方が重要である、という話が第3章ではされています。話し上手な人は、嫌われないコツをよく押さえているとのこと。

余計な一言を言わない、相手が傷つく言葉を使わない、肩書きや立場で話し方を変えない。周りの人は意外と見ています。当たり前のことではありますが、常に自分ができているか?というと自信ないです...。

 

第4章:人を動かす人の話し方

本章ではこれまでの話を踏まえ、応用編として重要なことが綴られています。高圧的な人に対しては「いかに話さないか」が大事。何か反応してしまうと相手の思うツボなので、防御に徹しましょう。

 

 

「会話が上手くなると人間関係がよくなる」という著者のメッセージがよく伝わりました。